アイリスオーヤマ ACH-LWSW12AとACH-LW12Aは、どちらも人感センサーと室温センサーを備えた大風量セラミックファンヒーターです。暖房出力や設定温度、適用床面積は共通ですが、ACH-LWSW12Aには左右約80度の首振り機能があります。
複数人の足元や横に広い範囲へ温風を届けたいならACH-LWSW12Aがおすすめです。決まった場所を正面から暖め、設置時の奥行・重さ・購入費を抑えたいならACH-LW12Aが向いています。
- ACH-LWSW12Aがおすすめ:首振りで広い範囲を暖めたい
- ACH-LW12Aがおすすめ:正面へのスポット暖房を手頃に使いたい
暖房方式や設置場所から確認したい方は、セラミックファンヒーターの種類と選び方も参考にしてください。この記事ではメーカー公式仕様を基に比較します。実機を使用した評価ではありません。
ACH-LWSW12AとACH-LW12Aの違いを比較
| 比較項目 | ACH-LWSW12A | ACH-LW12A |
|---|---|---|
| 左右首振り | あり 約80度 | なし |
| 人感センサー | あり | あり |
| 室温センサー | あり | あり |
| 温度設定 | 16・20・24・28℃ | 16・20・24・28℃ |
| 運転モード | ターボ1200W 標準1000W 節電550W | ターボ1200W 標準1000W 節電550W |
| 本体サイズ | 幅280×奥行160×高さ413mm | 幅270×奥行130×高さ378mm |
| 質量 | 約2.8kg | 約2.4kg |
| 切タイマー | 1・3時間 | 1・3時間 |
| 切り忘れ防止 | 6時間 | 6時間 |
| カラー | ホワイト、グレー、ブラック | ホワイト、グレー、ピンク、ブラック |
首振り以外の主要な暖房機能はほぼ共通です。ACH-LWSW12Aは首振り機構がある分、本体がやや大きく重くなります。温風を左右へ広げる必要があるかを最初に決めると選びやすくなります。
結論:広く暖めるならACH-LWSW12A、省スペースならACH-LW12A
| 重視する条件 | 選びやすい機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 2人以上の足元を暖める | ACH-LWSW12A | 左右約80度の首振り |
| 温風を広い範囲へ送る | ACH-LWSW12A | 向きを自動で変えられる |
| 机の下や脱衣所で使う | ACH-LW12A | 正面を集中的に暖めやすい |
| 奥行を抑える | ACH-LW12A | 奥行130mm |
| 持ち運びやすさ | ACH-LW12A | 約2.4kg |
| ピンクを選ぶ | ACH-LW12A | 首振りなしだけのカラー |
首振りは温風を広げられる反面、正面へ連続して当たる時間は短くなります。一人の足元を早く暖めたい場合は、首振りなしでも困りません。家族で使う場所や横長のキッチンでは、ACH-LWSW12Aの首振りが役立ちます。
最大の違いは左右約80度の首振り
ACH-LWSW12Aは温風を左右へ広げられる
ACH-LWSW12Aは首振りボタンを押すと、本体が左右約80度の範囲で動きます。ダイニングテーブルで向かい合う2人の足元、横に並ぶキッチン、洗面所で複数人が使う場合など、暖めたい範囲が横に広い場所に向きます。
首振り角度を変えるときは、本体を手で無理に回さず、首振り運転を開始して希望の向きで停止します。また、取扱説明書では人感センサーを入れると首振りが停止し、首振りボタンを押すと人感センサーが解除される仕様です。人感センサーと首振りを同時に使う前提では選べません。
ACH-LW12Aは正面を集中的に暖める
ACH-LW12Aには首振り機能がありません。本体正面へ温風を送り続けるため、デスク下の足元、脱衣所の着替え位置、キッチンの立ち位置など、暖めたい場所が決まっている場合に使いやすい機種です。
首振り機構がない分、ACH-LWSW12Aより幅10mm、奥行30mm、高さ35mm小さく、質量も約400g軽くなっています。広い範囲より置きやすさを優先するなら、ACH-LW12Aが合理的です。
暖房出力と電気代は共通
両機種の運転モードは、ターボ1200W、標準1000W、節電550Wの3段階です。最大出力は同じなので、首振りなしのACH-LW12Aだから暖房能力が低いわけではありません。
電気料金単価を31円/kWhとして計算すると、1時間の電気代目安はターボ約37.2円、標準約31.0円、節電約17.1円です。実際の電気代は契約プラン、室温、運転時間、センサーによる停止時間などで変わります。
冷えた部屋ではターボで立ち上げ、暖かさを感じた後に標準や節電へ切り替えると、必要以上の消費電力を抑えやすくなります。長時間の主暖房より、必要な場所を短時間暖める補助暖房として考えるのが適しています。
人感センサーと室温センサーは両方に搭載
人感センサーは約90秒後に停止する
人感センサーは上下約60度、左右約90度、距離約2mが検知範囲の目安です。人の動きを検知しなくなってから約90秒後に運転を停止し、再び動きを検知すると再開します。人が短時間だけ出入りする脱衣所やキッチンで、毎回電源を操作する手間を減らせます。
人感センサーは人の存在ではなく、熱源の動きを検知します。厚着をしている、正面からまっすぐ近づく、動かずに座っている、室温と体温の差が小さいといった場合は反応しにくいことがあります。カーテン、ペット、直射日光、ほかの暖房器具にも反応する場合があります。
室温は16・20・24・28℃から設定できる
室温センサーは16℃、20℃、24℃、28℃の4段階から設定できます。設定温度に達するとヒーターが停止し、温度が下がると再開します。暖まりすぎを抑えながら使いたい場合に便利です。
人感センサーと温度設定は同時使用できません。人の出入りに合わせて止めたい場合は人感センサー、室温を基準に運転を調整したい場合は温度設定という使い分けになります。この点は両機種で共通です。
適用床面積と温風到達距離を比較
両機種の暖房適用床面積は、断熱材なしの木造住宅で約3畳、コンクリート住宅で約4.5畳までです。断熱材50mmの場合は、木造住宅で約6畳、コンクリート住宅で約8畳までが目安です。
メーカーは大風量により約1.9m先まで温風が届くと案内しています。ただし、畳数と到達距離は所定条件での目安です。外気温、断熱性、窓の大きさ、ドアの開閉、置き場所によって暖まり方は変わります。
首振り付きのACH-LWSW12Aも最大出力は1200Wのままです。首振りによって暖房能力そのものが増えるわけではなく、同じ温風を左右へ分散します。短時間で一か所を暖めるなら首振りを止め、複数の位置へ温風を届けたいときに首振りを使うとよいでしょう。
サイズと持ち運びやすさを比較
ACH-LWSW12Aは幅280×奥行160×高さ413mm、質量約2.8kgです。ACH-LW12Aは幅270×奥行130×高さ378mm、質量約2.4kgです。首振りなしは奥行が3cm浅く、高さも3.5cm低いため、壁際や家具の横で張り出しを抑えられます。
約400gの差は大きくありませんが、毎日リビングから脱衣所へ移動する場合はACH-LW12Aの方が扱いやすくなります。どちらも背面に取っ手があります。移動するときは運転を止め、プラグを抜き、本体が冷めてから持ち運んでください。
設置時は本体寸法だけでなく、前方60cm以上、後方10cm以上、左右30cm以上、上方50cm以上を空ける必要があります。特にACH-LWSW12Aは本体が動くため、首振り中に家具やカーテンへ近づかない位置を選んでください。
タイマー・安全機能・お手入れは共通
切タイマーは1時間と3時間から選べます。無操作のまま6時間経過すると停止する切り忘れ防止、チャイルドロック、転倒時の傾斜センサー、温度過昇防止などの安全機能も共通です。
フィルターはお手入れランプが点滅したときに掃除機などでホコリを取り除きます。メーカーは1か月に1回程度の手入れを案内しています。フィルターは水洗いせず、外したまま運転しないでください。
1200Wを使用する暖房器具なので、AC100V・定格15A以上の壁コンセントへ単独で接続します。延長コードやテーブルタップは使わず、電源コードは束ねずに伸ばしてください。浴室や水がかかる場所では使用できません。
ACH-LWSW12Aが向いている人
- 左右約80度の首振りを使いたい
- 2人以上の足元を交互に暖めたい
- 横長のキッチンや洗面所で使いたい
- 広い範囲へ温風を届けたい
- ホワイト、グレー、ブラックから選びたい
ACH-LWSW12Aは、暖房出力を上げる機種ではなく、同じ温風を左右へ広げられる機種です。首振りを使う場面が具体的にあるなら、サイズと価格の差を受け入れて選ぶ価値があります。
ACH-LWSW12Aの価格と在庫
ACH-LW12Aが向いている人
- 一人の足元や決まった位置を暖めたい
- 奥行13cmの薄型を置きたい
- 約2.4kgの軽さを重視する
- 首振り機能を使わない
- 購入費を抑えたい、またはピンクを選びたい
ACH-LW12Aは首振りがないだけで、人感・室温のWセンサーと3段階の暖房出力は共通です。暖める場所が決まっているなら、必要な機能を残しながら省スペースで選べます。
ACH-LW12Aの価格と在庫
よくある質問
首振り以外の暖房性能に差はありますか?
ターボ1200W、標準1000W、節電550W、設定温度、適用床面積は共通です。ACH-LWSW12Aの方が高出力というわけではありません。主な差は首振り、本体サイズ、質量、カラーです。
人感センサーと首振りは同時に使えますか?
ACH-LWSW12Aは、人感センサーを入れると首振りが停止し、首振りボタンを押すと人感センサーが解除されます。同時使用ではなく、出入りに合わせるか、温風を左右へ広げるかを選びます。
室温センサーと人感センサーは同時に使えますか?
同時には使えません。人感センサー設定時は温度設定が解除され、温度設定中に人感センサーを選ぶと温度設定が解除されます。利用場所に合わせて、どちらを優先するか決めてください。
パナソニックやシャープとも比較できますか?
薄型のパナソニックと比較したい方は、DS-FZX1200とACH-LWSW12Aの比較を参考にしてください。すでに公開しているDS-FZS1200とシャープ HX-TS1の比較では、薄さ、弱運転、空気浄化機能の違いを確認できます。
まとめ
ACH-LWSW12AとACH-LW12Aは、人感・室温のWセンサー、3段階の暖房出力、設定温度、適用床面積が共通です。ACH-LWSW12Aには左右約80度の首振りがあり、ACH-LW12Aは小さく軽いことが特徴です。
複数人や横に広い範囲を暖めるならACH-LWSW12A。正面の決まった場所を暖め、設置性と価格を重視するならACH-LW12Aが選びやすいでしょう。
候補をまとめて見比べたい方は、セラミックファンヒーターおすすめ5選も参考にしてください。